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2025.05.20 コラム

#わたしの職場体験記:外国人が語る“はじめての○○”エピソード

SAITORAIブログ - #わたしの職場体験記:外国人が語る“はじめての○○”エピソード

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#わたしの職場体験記:外国人が語る“はじめての○○”エピソード

はじめに

外国人が日本で働くなかで直面する「はじめて」の出来事とは?

日本で働く外国人にとって、職場での「はじめての体験」は驚きや戸惑いの連続です。文化の違いコミュニケーションの壁、そして職場マナーの独自性など、思わず「こんなことも知らなかった!」という瞬間がたくさんあります。

この記事では、実際の外国人社員が語る“はじめて”のリアルなエピソードを紹介しながら、日本企業が受け入れのヒントとして活かせる視点をお届けします。

1. はじめての日本の職場

カルチャーショックと、最初に感じた戸惑い

多くの外国人が日本の職場で最初に感じるのは、空気を読む文化上下関係の厳しさです。インドネシアやベトナムなどフレンドリーな雰囲気の国から来た人にとって、静かなオフィス指示が少ない環境は戸惑いの原因になります。

「ミーティングで意見を言わずに終わった」「仕事のやり方を聞いても“見て覚えて”と言われた」など、受け身の文化に驚く声も少なくありません。最初の一週間で「自分は歓迎されているのか?」と不安になる人も多く、フォローの声かけが大きな助けになります。

2. はじめての朝礼・挨拶ルール

日本ならではの“職場マナー”に驚いた瞬間

初めて日本の朝礼に参加した外国人の多くが驚くのは、その厳格さ一体感です。全員で立ち上がり、社訓を読み上げる、元気よく挨拶するなどの習慣は、母国ではあまり見られないものです。

また、出社時や退社時の「おはようございます」「お疲れ様です」といった頻繁な挨拶にも戸惑いがち。「なぜ毎回言わなければいけないのか」と感じたという声もありますが、少しずつその礼儀や仲間意識に価値を見いだしていく人も多いようです。

3. はじめての飲み会参加

「楽しい」だけじゃない?本音とギャップ

日本の職場の飲み会文化は、初めて経験する外国人にとって驚きと戸惑いの連続です。上司や同僚との距離が縮まる良い機会である一方で、断りづらい雰囲気お酒の強制など、母国の文化とは違う一面も見えてきます。

「最初は楽しみにしていたけど、実際には気を使う時間だった」「お酒が飲めないので居心地が悪かった」という声も少なくありません。外国人が安心して参加できるよう、職場としても自由参加の雰囲気づくりや配慮が大切です。

4. はじめての残業体験

働き方への違和感と学び

日本の残業文化は、初めての体験としてインパクトが大きいという声が多くあります。多くの国では勤務時間終了=退勤が一般的ですが、日本では定時後も働く姿勢が当たり前とされる職場も少なくありません。

「なぜ誰も帰らないのか不思議だった」「自分だけ帰っていいのか迷った」といった戸惑いはよくある体験談です。一方で、日本人の責任感の強さチームでの連帯感を学び、働き方を見直すきっかけになったという前向きな意見もあります。

5. はじめての給料日

嬉しさと驚きが交差したリアルな声

日本での初めての給料日は、多くの外国人社員にとって嬉しさと同時に驚きを感じる瞬間です。特に、手取り額に関して、予想以上に少ないと感じる人も少なくありません。日本では税金や保険料が給料から引かれるため、額面実際の手取り額に差が出ることがあります。

一方で、安定した給与福利厚生の充実に感動する声も多いです。「これまでの経験と比べると、日本は働きやすく、待遇も良い」と感じた人もいる一方で、「思っていたよりも生活費が高い」と感じることもあります。このギャップを感じることは、文化や働き方の違いを学ぶ大切なステップです。

実際の声を紹介

外国人社員が語る“リアルなはじめて”

日本での「はじめて」の経験について、実際に働く外国人社員の声を紹介します。これらの体験談は、カルチャーショックや驚きだけでなく、学びや成長を感じることができる貴重なエピソードです。

例えば、インドネシアから来たAさんは、初めての日本の職場で、挨拶や礼儀に対する文化の違いに驚きました。「上司に対して『お疲れ様です』と声をかけるタイミングがわからなくて、最初は戸惑いました。でも、少しずつ慣れていき、今では自然にできるようになりました」と語ります。このように、最初は戸惑いを感じることもありますが、徐々に慣れていく過程で自分自身の成長を感じることができるのです。

また、ベトナムから来たBさんは、初めての給料日について「日本の税金や保険料がこんなに引かれるとは知らなかった。でも、給料の振り込みがきちんとしていて、生活の安心感を感じた」と言います。日本のシステムに慣れるまでは戸惑いがあったものの、信頼できる職場環境に対する感謝の気持ちが湧いてきたそうです。

企業が知っておきたいこと

新人外国人社員が安心できる職場づくりとは?

新人外国人社員が職場で安心して働ける環境を作るためには、いくつかの重要なポイントがあります。特に文化や言語の壁を感じやすい外国人社員にとって、サポート体制が整っていることが大切です。

まず、明確な指導体制を整えることが重要です。言葉の壁を感じている社員に対しては、理解しやすい説明や、簡単な言葉を使って指導することで、安心感を与えることができます。また、メンター制度を導入し、既存の社員が新人外国人社員をサポートする体制を作ることも有効です。これにより、職場での困難な状況に対してもすぐに相談できる環境が整います。

次に、文化的な理解を深めるための研修も必要です。外国人社員が日本の職場文化や慣習を理解できるよう、研修やオリエンテーションを提供することが、早期の適応を助けます。さらに、定期的なフィードバックを行い、社員が自分の仕事の進捗や問題点を明確に把握できるようにすることも、職場に対する信頼感を深めるポイントです。

これらの取り組みを通じて、外国人社員が安心して働ける環境を整えることができ、結果的に定着率や生産性の向上にもつながります。

まとめ

“はじめて”の体験を信頼と定着につなげるヒント

外国人社員にとって、“はじめて”の体験は、職場での信頼関係を築く大きなチャンスでもあります。新しい環境に直面することは、戸惑いや不安を感じることもありますが、これを適切にサポートし、理解することで、社員が安心して働ける職場環境が生まれます。

企業側としては、外国人社員が感じる不安や文化的な違いに敏感になり、配慮とサポートを行うことが重要です。明確な指導体制やメンター制度、定期的なフィードバックを通じて、新人社員が自分のペースで成長できる環境を提供することが、結果的に信頼と定着を促進します。

これらの取り組みを意識的に行うことで、“はじめて”の体験をよりポジティブなものに変え、外国人社員の職場での満足度や成果に繋げることができます。

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