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2026.07.21 コラム

9年間で2,047人増|沼津市の外国人住民5,543人から見る採用と定着

9年間で2,047人増|沼津市の外国人住民5,543人から見る採用と定着

9年間で2,047人増|沼津市の外国人住民5,543人から見る採用と定着

沼津市の外国人住民数は、2016年3月末の3496人から、2025年3月末には5543人へ増加しました。9年間で2047人増、増加率は約58.6%です。一方、同じ期間に沼津市の総人口は19万9901人から18万4563人へ減少しています。市全体の人口が減るなかで、外国人住民の割合は約1.7%から約3.0%へ上昇しました。外国人住民は、製造、物流、サービスなどの仕事を担う働き手であると同時に、沼津市や静岡県東部で生活する地域住民でもあります。本記事では、沼津市で外国人住民が増えている背景、周辺市町を含めた採用市場、外国人材の定着に必要な社内体制について解説します。

沼津市の外国人住民は5543人|9年間で2047人増加

沼津市が公表している住民基本台帳人口によると、2016年3月末の総人口は19万9901人でした。このうち外国人住民は3496人で、総人口に占める割合は約1.7%です。

2025年3月末には、総人口が18万4563人まで減少した一方、外国人住民は5543人まで増加しました。総人口に占める外国人住民の割合は約3.0%となっています。

沼津市の人口と外国人住民数の変化
項目 2016年3月末 2025年3月末 増減
総人口 19万9901人 18万4563人 1万5338人減
外国人住民数 3496人 5543人 2047人増
総人口に占める外国人住民の割合 約1.7% 約3.0% 約1.3ポイント上昇
外国人住民数の増加率 約58.6%増

この数字から見えるのは、沼津市の人口構成が大きく変化しているという事実です。

市の総人口は約7.7%減少していますが、外国人住民は約1.6倍に増えています。地域の働き手、消費者、子育て世帯として、外国人住民の存在感は今後さらに高まると考えられます。

外国人住民数と外国人労働者数は同じではありません。外国人住民には、企業で働く人だけでなく、子ども、学生、配偶者、就労していない家族なども含まれます。5543人全員が採用候補者になるという意味ではありません。

ただし、外国人住民が増えているということは、外国人材が一時的に働くだけではなく、家族と暮らし、地域社会の一員として定着するケースが増えている可能性を示しています。

なぜ沼津市で外国人住民が増えているのか

人口統計だけでは、外国人住民一人ひとりの転入理由や就業先までは分かりません。

しかし、沼津市と周辺地域の産業構造、交通環境、生活利便性を考えると、外国人住民が増える背景には、雇用と地域生活の両方が関係していると考えられます。

製造・物流・卸売など幅広い雇用がある

沼津市には、機械、金属、電気、食品などの製造業に加え、物流、卸売、小売、水産、観光、宿泊、飲食、各種サービス業など、幅広い産業があります。

また、沼津市は東名高速道路、新東名高速道路、国道1号、国道246号などへのアクセスが良く、静岡県東部の物流や商業の拠点としての役割も持っています。

こうした産業では、製造現場、倉庫、配送関連、接客、販売など、さまざまな仕事で外国人が働く機会があります。

一方、仕事内容によって必要な在留資格は異なります。外国人であれば、どの仕事でも自由に任せられるわけではありません。

市内企業だけでなく周辺市町への通勤も考えられる

住民基本台帳は、その人がどこに住んでいるかを示す統計であり、どこで働いているかを示す統計ではありません。

そのため、沼津市に住みながら、三島市、清水町、長泉町、裾野市、富士市などの企業へ通勤している外国人もいると考えられます。ただし、具体的な人数は人口統計からは分かりません。

沼津市には鉄道、バス、商業施設、病院、日本語教室、行政窓口などがあり、周辺市町へ通勤しながら生活する拠点として選ばれる可能性があります。

外国人採用を考える際は、沼津市内だけで人材を探すのではなく、三島、清水町、長泉、裾野、富士まで含めた静岡県東部の生活圏・通勤圏で考えることが重要です。

長期就労や家族との生活が地域定着につながる

外国人が日本での勤務を続けるなかで、転職、結婚、家族との同居、子育てなどを理由に、特定の地域へ長く住むケースがあります。

安定した仕事、通勤しやすい住居、子どもの学校、病院、買い物環境などが整えば、本人だけでなく家族も地域に定着しやすくなります。

外国人雇用は、企業内の人手不足対策にとどまりません。安定した雇用が、地域の人口、消費、住宅、教育などにも関わってきます。

沼津市・静岡県東部で検討できる外国人材の仕事

外国人採用というと、製造ライン、物流倉庫、飲食店などの人手不足を想像する企業も多いかもしれません。

しかし、静岡県東部では、専門的な知識や技術を必要とする職種でも人材不足が起きています。

特に、日本国内に在留し、日本企業での勤務経験を持つ外国人材まで採用対象を広げることで、次のような専門人材と出会える可能性があります。

  • CADオペレーター
  • 機械設計エンジニア
  • 電気・電子設計エンジニア
  • 生産技術
  • 品質管理・品質保証
  • 業務系システムエンジニア
  • WEB・オープン・アプリ開発エンジニア
  • サーバー・ネットワークエンジニア
  • 社内システム担当
  • 通訳・翻訳
  • 貿易事務・海外営業支援

技人国人材は専門業務を担う外国人材

在留資格「技術・人文知識・国際業務」は、理学、工学、法律学、経済学などの専門知識を必要とする業務や、外国の文化に基盤を持つ思考や感受性を必要とする業務を対象としています。

機械設計、システム開発、通訳、マーケティングなどは、技人国ビザの対象となる可能性があります。

ただし、職種名を「エンジニア」や「技術職」とすれば許可されるわけではありません。

本人の学歴、専攻、職務経験と、実際に担当する仕事内容との関連性が確認されます。

技人国ビザは、製造ラインの組立、加工、検査、梱包、倉庫内作業などの単純作業を主業務として行うための在留資格ではありません。採用前に仕事内容と在留資格が合っているかを確認する必要があります。

中小企業でも仕事内容を魅力にできる

外国人材の全員が、大手企業や都市部だけを希望しているわけではありません。

どのような製品やシステムに関われるか、どの技術を身につけられるか、将来どのような役割を任されるかを重視する人材もいます。

中小企業では、一つの工程だけでなく、設計、顧客対応、改善提案、後輩指導など、幅広い仕事に関われることがあります。

仕事内容とキャリアの道筋を具体的に示せば、知名度が高くない企業でも採用競争に参加できます。

日本語・住居・通勤支援が外国人材の定着を左右する

外国人材の採用に成功しても、仕事や生活の問題が解決されなければ、長期定着にはつながりません。

採用前から入社後まで、企業が確認しておきたいポイントを整理します。

1.通勤方法を採用前に確認する

沼津駅周辺などは公共交通機関を利用しやすい一方、工場、物流施設、事業所の場所によっては、自動車や自転車がなければ通勤しにくい場合があります。

面接時には、現在の住居からの距離、始業時刻、終業時刻、バスや電車の運行時間、運転免許の有無を確認します。

夜勤や早朝勤務がある場合は、公共交通機関を利用できるかまで確認する必要があります。

2.転居が必要な場合は入社までの計画を立てる

県外や静岡県西部から採用する場合、沼津市や周辺地域への転居が必要になることがあります。

賃貸住宅の契約、初期費用、保証会社、家具や家電、引っ越しの日程を確認しなければ、予定した入社日に間に合わない可能性があります。

企業が住居を用意する義務がない場合でも、外国人に対応できる不動産会社を案内するなど、無理のない範囲で情報提供すると入社が円滑になります。

3.日本語力は試験の級だけで判断しない

日本語能力試験の級は参考になりますが、実務上の日本語力を完全に示すものではありません。

上司の指示を理解できるか、不明点を質問できるか、メールや報告書を書けるか、専門用語を理解できるかなど、実際の仕事に合わせて確認します。

入社後は、短く具体的な日本語、写真や図を使ったマニュアル、作業内容の復唱確認を取り入れると、伝達ミスを減らせます。

4.教育担当者と相談担当者を決める

外国人社員を採用した後、現場任せにすると、教える人によって指示が変わったり、困っていても相談できなかったりすることがあります。

誰が業務を教えるのか、誰が生活や人間関係の相談を受けるのかを明確にします。

入社後1週間、1か月、3か月などの節目に面談し、仕事内容、勤務条件、日本語、人間関係、通勤、住居に問題がないか確認しましょう。

5.地域の支援窓口を活用する

沼津市では、沼津市や近隣市町に住む外国人を対象に、無料の日本語教室を開催しています。

「沼津にほんご教室」や「親子で学ぶ日本語ひろば」では、生活に必要な日本語を学ぶことができます。

また、沼津市役所には外国人相談窓口があり、やさしい日本語や多言語で、行政手続や日常生活に関する相談に対応しています。

企業が生活上の問題をすべて解決する必要はありません。外国人社員が困ったときに、適切な行政窓口や地域の支援先を案内できる体制を整えることが重要です。

外国人材の定着は、給与だけでは決まりません。仕事内容、通勤、住居、日本語、教育、相談体制、公平な評価がつながって初めて、長く働ける環境が整います。

沼津市や静岡県東部で、CAD、機械設計、ITなどの専門業務を担う外国人材をお探しの企業様は、技人国人材の採用相談フォームよりお問い合わせください。

まとめ|外国人住民の増加を地域企業の採用力につなげる

沼津市の外国人住民は、2016年3月末の3496人から、2025年3月末には5543人へ増加しました。

9年間で2047人増え、増加率は約58.6%です。一方、同じ期間に市の総人口は1万5338人減少しました。

沼津市の外国人住民は、総人口の約3.0%を占めています。今後、地域の企業や経済における外国人住民の存在感は、さらに高まる可能性があります。

ただし、外国人住民が増えているからといって、自社に合う人材を簡単に採用できるわけではありません。

任せたい仕事内容を明確にし、その業務に合う在留資格、職務経験、学歴、日本語力を持つ人材を選ぶことが重要です。

採用後は、通勤、住居、日本語教育、業務マニュアル、定期面談、公平な評価、将来のキャリアまで考える必要があります。

沼津市も、労働人材の確保と育成を地域産業の課題として掲げ、女性、高齢者、障がい者、外国人など、多様な人材が能力を発揮できる職場環境の整備を進める方針を示しています。

株式会社SAITORAIは、静岡県東部を拠点として、日本国内に在留するベトナム人をはじめとした東南アジア出身の技術・人文知識・国際業務の外国人材をご紹介しています。

CADエンジニア、機械設計エンジニア、業務系システムエンジニア、WEB・オープン・アプリ開発、サーバー・ネットワークエンジニアなど、求人内容と候補者の職務経験、日本語力、学歴、在留資格を確認したうえでご紹介します。

なお、製造ライン、物流倉庫、梱包、仕分けなどの単純作業を主業務とする人材の紹介は行っておりません。沼津市や静岡県東部で、専門知識や技術を生かして働く技人国人材をお探しの場合はご相談ください。

沼津市・静岡県東部で外国人技術者をお探しの企業様へ

CAD、機械設計、IT、社内システムなど、
専門業務を担う国内在留の技人国人材をご紹介します。
求人内容と候補者の経験を確認し、無理なマッチングは行いません。

技人国人材の採用について相談する

出典: 沼津市「平成27年度世帯・人口一覧」

沼津市「令和6年度世帯・人口一覧」

沼津市「沼津市商工業振興ビジョン」

沼津市「在住外国人のための日本語教室」

沼津市「沼津市外国人相談窓口」

出入国在留管理庁「在留資格『技術・人文知識・国際業務』」

人口は住民基本台帳に基づく数値です。外国人住民数には、就労者以外の子ども、学生、配偶者、家族なども含まれます。在留資格の許可や更新は、仕事内容、学歴、職務経験、雇用条件などを基に個別に審査されます。

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