外国人採用「面接、採用、勤務開始」までの流れを確認
'2020.05.28
今回のコラムでは、外国人の方を雇用するには、何が必要なのか、どんな流れになるのかなどを簡単にご紹介できたらと思います。
(こちらは業種問わずご参考にしていただけるかと思います!)
実際にはどんな流れで手続きを進めるの?
では、簡単に面接から採用、勤務開始までの流れを確認してみましょう。
①面接
貴社のご希望に沿った人材が見つかったらいよいよ面接となります。
日本の人事の常識が通じない部分もあり、内定が出た後に賃金交渉をする様な求職者もいるので面接時には書面でしっかりと賃金お伝えしましょう。
なぜならば、外国人は日本人以上に金銭面、労働条件に対してシビアに見る部分があるからです。
最近では、コロナウィルスの影響で直接の面接を控える企業も多いことから、ZoomやGoogle meetなどを利用して、オンライン面接を行う企業様も増えていますね。
②採用決定
口頭での内定は正式なものと認識していない場合もあります。
必須ではありませんが、採用者の母国語や英語などでも雇用契約書を準備できるとより安心です。
③在留資格準備
また、新たな会社と雇用契約を結び転職をした場合にも同様に入国管理局に届出が必要です。
「在留資格変更許可申請」を行い、在留資格の切り替えをします。
下記の書類が必要になります。「在留資格変更許可申請書」
「採用理由書」
「会社案内等のパンフレット」
「直近年度の決算書」
「法定調書合計表」
「雇用契約書」
外国人採用に不慣れな場合、行政書士の先生をご紹介致しますので、
先生と相談しながら書類の作成を行うと、採用担当者様のご負担も少なく、
スムーズに申請から在留資格の切り替えができるかと思います。
※弊社では現在、外国在留の方の紹介は行っておりません
④入社後
就労する外国人に対する「住民登録」、「契約機関に関する届け出」提出の指導を行います。
「住民登録」とは、日本人と同じく、引越しをしたときに住民票の住所を変更する手続きです。
「契約機関に関する届け出」については、行政書士の先生から求職者様へお伝えする場合もありますが、念のため確認しておいた方が良いかと思います。
<転職前と同業種での採用>
「就労資格証明書」交付申請を行います。
※在留資格は、書類さえ用意すれば必ず取得できるというものではありません。
最後に
旅館やホテルはもちろん、様々な業種で働く外国人の方は年々増加しています。
企業の人材採用を担当している経験が長く、常に求人市場を見続けてきましたが、この数年で急速にグローバル化していく風を感じております。
サイトライ・オフィスでも、そんな外国人の方からのご登録は日々増えており、様々な施設様と契約され活躍されています。
(もちろん、実習生管理やその他業界で働きたい希望を持った方も多くおります!)
一方、コロナ禍で一時的に人手不足は解消された様にも見えますが、労働人口の高齢化問題は深刻であり、根本的に解決されたわけではありません。
マンパワーが必要な業界にとって、外国人の方の雇用によるサービスの維持は欠かせないものとなっていくと推測されています。
ただ、外国人の方を雇用した経験のない施設様とっては、外国人の方の雇用はハードルが高く、躊躇し断念されていることが多いのも現状ではないでしょうか。
一度踏み出してしまえば外国人雇用は意外と難しいこともなく、新たな刺激で組織も更に活性化するよい機会になるかと思います。
外国人求職者の雇用にお役立ていただけましたら幸いです。
今回も最後までお読みいただき、本当にありがとうございます!
サイトライ・オフィスはベトナム人採用に特化した人材紹介会社です。
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