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【まとめ】ベトナムの新型コロナウィルス(COVID-19)事情

今回は、ベトナムのコロナウィルス事情について書かせていただきます。
過度な自粛傾向による経済停滞が続いており、現在はなかなか新規採用を考えにくいタイミングではありますが、再度消費が戻って来たときに初動で良き流れに乗る人事戦略の一助となれれば幸いです。

世界中でコロナウィルスが蔓延し、国境を跨ぐ移動が制限されている中で外国人を雇用することに不安のある採用担当者様もいらっしゃるかもしれませんが、
こちらの記事を読んでいただければその不安を取り除くことが出来るかと思います。
  • 死亡者0人、1ヶ月間新規感染者0人
  • 危機意識世界一!
  • どの様に封じたのか?
  • まとめ

死亡者0人、1ヶ月間新規感染者0人

5月21日現在、感染者数324人、回復者263人、死亡者数0人といったデータが出ています。
2019年の人口は国勢調査の結果9620万8984人ですので、コロナ対策では世界有数の超優等生であることがわかります。
しかも、国内での新規感染者は1ヶ月続けて0人、感染者の半数以上は海外からの入国者なので、発生源とされている中国と地続きの国にも関わらず、驚異的な数字です。

5月8日には医療用マスク14万枚が日本に贈与されたことからも余裕を感じますね!
(この手の素敵な話しはもっとメディアに取り上げられるべきだと思います)
1日あたりの推移を見てみると、4月17日から新規感染者0人の日々が続き、時折1,2名の感染者が出ている程度です。
この1,2名は帰国者ですね。
5月7日に17人、5月15日に25人という集団感染(クラスター)が確認できますが、
7日は全員アラブ首長国連邦からの帰国者であり、297人のベトナム人が搭乗し、アラブ首長国連邦からベトナムに到着した後、
全員が南部メコンデルタ地方バクリエウ省の学生寮で14日間の隔離措置を受けました。
隔離後に全員が検査を受け、うち17人が陽性と判定され、隔離と治療を受けており、いずれも病状は安定しているということです。

15日の集団感染については、25人中24人はロシアからの帰国者で、上記同様の処置がとられています。

ただし、徹底した対策の反動で経済は冷え込み、日本と同じく飲食店などは苦しい状況に追い込まれて閉店したお店が多い様です。
第1四半期(1~3月)の国内総生産(GDP)成長率が前年同期比3.82%で、前期の約7%から大きく落ち込んだものの、

タイやシンガポールで2020年はマイナスが予想される中、健闘していますね。

危機意識、世界一!

4月中旬のお話しではありますが、国・地域別の回答者のうち、ベトナムは89%の人が「新型コロナウイルス感染を危惧している」と回答しています。
調査対象国・地域の中で最も国民の危機意識が高いという結果になっている様です。

余談ですが、危機意識の高い上位国も見ていきましょう。

1位:ベトナム(89%)
2位:日本(87%)
3位:マレーシア(86%)
4位:タイ(81%)
5位:フィリピン(80%)



最下位:フィンランド(38%)
番外編:アメリカ(59%)

我々日本人も負けていないです!
科学的根拠は一切ありませんが、アジア圏の感染者数が少ないのはこの様な意識的な部分から来る行動に起因する何かがあるのかもしれませんね。

どの様に封じたのか?

ベトナムは過去にSARSが流行した経験を持っているので、今回のコロナウィルスに対しての対応が早かったのです。

武漢で最初の死者が出た段階で国境閉鎖や空港の使用を制限し、1月中旬には関係機関や病院へ対応を指示し、早期発見と治療、隔離のための準備を始めていました。
また、国内の患者はわずか6名だったにも拘わらず、1月30日に流行宣言を発令しています。
2月にはコロナ対策のための委員会が組織され、WHOと国内約700の病院を交えてビデオ会議で専門知識の普及を促しました。
更に、特設サイトとスマホの公式アプリ「ベトナムの健康」が作られました。
大手通信企業「ビッテル」が6日間という期間で迅速に完成させたもので、
正しい医療情報や自己隔離の方法などの提供、近くの病院を検索、ユーザーが自らの体調を送信することで、
国民の体調がリアルタイムでデータベース化されていきました。
そしてこのアプリのすごいところは、スマホの位置情報を使い、感染者や濃厚接触者の居場所や移動状況もわかるという優れものです。
(日本ではプライバシーの侵害ガーで、絶対に普及させられないですね)
徹底的な国境封鎖、集団感染が起きたら村単位で隔離帰国者の徹底した14日間隔離等々、見事なまでに封じ込め政策を強行してきています。
社会主義国であり国民が国家を信じ、一枚岩となったからこそ成しえたことですね。
(警察や警備員の圧力も相当強かったり、背後に政府の支援があるハッカー集団が暗躍したとも言われている様ですが…)

まとめ

現在では、ベトナムから新たに入国する技能実習生や留学生はおりませんが、弊社提携の送出機関の回答ではコロナが終息、
安全宣言がアナウンスされれば再び日本で働きたい人材が日本へ流入するとの見方がある様です。
現に今でも日本へ行く為に待機している人材が多いそうです。
徹底的にコロナウィルスを封じ込めた国だからこそ、私は安心して受け入れてよい国の人材ではないかと考えています。
また、サイトライ・オフィスでは、日本国内で転職する在日ベトナム人が主になるといった点で、感染リスクは日本人と変わらないですね。
世界的に見ても、不思議と感染者数が極端に少ないアジア圏ではありますが、
気を抜かずしっかり予防しながら経済活動を行っていけたらよいかなと思っています。
最後までお読みいただき、本当にありがとうございます!

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